栗原心平さんと考える、これからの居酒屋と食のかたち
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イントロダクション|料理家・栗原心平と現代の食卓
テレビ番組「ぺこもぐキッチン」でおなじみの料理家・栗原心平さん。
肩肘張らない家庭料理から、お酒にしっかり寄り添う“つまみ力”の高い一皿まで、幅広いレシピで多くのファンを魅了してきました。親しみやすい笑顔や人に寄り添う調理スタイルは、「料理は難しくない」「食べることはもっと楽しくていい」というメッセージを、私たちに伝えてくれます。
そんな栗原心平さんが近年、特に力を入れているのが、料理の枠を超えた社会的な取り組みです。フードロス問題、地方食材の価値の再発見、そして次世代へとつなぐ食育。これらは決して遠い話ではなく、日々の食事や外食の選択とも深く関わっています。
とりわけ“人が集い、語らい、同じ時間を共有する場”である居酒屋は、心平さんの考える食の在り方と非常に相性の良い場所です。一昨年、チムニー株式会社では【チムニーグループ創業40周年】アンバサダーとして栗原心平さんをお迎えし、日本の漁業や水産物の養殖業にスポットライトを当て、SDGs目標14(海の豊かさを守ろう)の解決とチムニー店舗の活性化を目指しています。
本記事では、栗原心平さんのご紹介、そして「ごちそうさまプロジェクト」を軸に、チムニー株式会社との取り組みをご紹介します。
料理を知ることで、食事の時間が少し豊かになる、そんなきっかけになれば幸いです。
栗原心平さんの歩み
ルーツは母・栗原はるみさん
栗原心平さんの料理観を語るうえで、母である栗原はるみさんの存在は欠かせません。栗原はるみさんは、1990年代から活躍する日本を代表する料理家で、家庭料理の価値を社会に広く伝えてきた人物です。代表作であるエッセイ兼レシピ集『ごちそうさまが、ききたくて。』では、日々の食卓や家族との関係を丁寧な言葉で描き、多くの読者の共感を集めました。
彼女の料理は、特別な技術や高価な食材に頼るものではなく、「毎日の台所で無理なく作れること」を何よりも大切にしています。その姿勢は、料理を単なる作業ではなく、暮らしそのものとして捉える考え方につながっています。また、書籍や雑誌連載にとどまらず、ライフスタイルブランドの展開などを通じて、食と暮らしを一体で提案してきました。
栗原心平さんが幼少期から見てきたのは、料理を通して人と向き合う母の姿でした。その影響は、心平さんの料理に通底する温度感や誠実さとして、今も確かに受け継がれています。
男性目線で進化した料理スタイル
母の家庭料理をリスペクトしつつも、心平さんが築いてきたのは、よりボリューム感があり、お酒に合う味わい。濃すぎず、薄すぎず、自然とお酒が進む一皿。そんな絶妙なバランスは、チムニーが提供する多くの居酒屋メニューとも共通しています。
実業家としての視点
現在、株式会社ゆとりの空間の代表取締役としても活動する栗原心平さん。家庭と外食、作る人と食べる人、その両方を理解しているからこそ生まれる視点が、次の取り組みへとつながっています。
「ごちそうさまプロジェクト」の全貌と社会的意義
プロジェクト発足の背景
料理家として全国の食材と向き合う中で、心平さんは多くの“もったいない”現実を目にしてきました。味は良いのに廃棄される食材、知られないまま埋もれる地域の名産品。その違和感が、「ごちそうさまプロジェクト」誕生の原点です。
3つのコアミッション
・フードロス削減
形が不揃い、規格外といった理由で捨てられてしまう食材を、レシピの力で“ごちそう”に変える取り組みです。
・地方創生
日本各地の生産者と手を取り合い、食材の魅力を料理として発信。経済を回す仕組みづくりにも貢献しています。
・食育(こどもごちそうさま)
料理を通じて、食べること・作ることの大切さを次世代へ伝える活動も行っています。
居酒屋が果たす役割
居酒屋は、消費者がもっとも気軽に“地方の味”と出会える場所。だからこそ、このプロジェクトの想いを届ける出口として最適と考えます。
【チムニー×栗原心平】コラボレーションの裏側
コラボ実現のストーリー
チムニーが大切にしてきた「食材の背景を伝える」という想いと、心平さんの理念が重なったことが、今回のコラボレーションの始まりでした。
メニュー開発のこだわり
家庭料理として完成されたレシピを、居酒屋の厨房で再現するための試行錯誤。プロ同士だからこそ生まれた新しい表現があります。
特に「阿武隈川メイプルサーモン」を使用した料理には深い思い入れがあります。現地の生産者(林養魚場)の元まで行き、養殖魚へのこだわり、育てる環境を体験したうえで作ったメニューです。雑味の無い味わい、バランスのいい脂ののりなど、阿武隈川メープルサーモンの素材の良さを活かしながらつくっていただくことで、魚をウリとする当社の中でも今までにない味付けに仕上げていただきました。
全国200店舗以上のお店を要する当社には多数の業態があります。業態ごとに厨房設備も使える食材も違う中で、品質がバラバラにならないように仕上げてもらうなど、チムニーの業態の事も理解していただきながら進めたので、栗原さんも大変だったと思います。
コラボメニュー紹介
「阿武隈川メイプルサーモンのタルタル」

サーモンの旨味をケッパーの酸味で引き立てた一品。ガーリックトーストと一緒にお召し上がりください。
「阿武隈川メイプルサーモンのニラだれカルパッチョ」

ピリッと辛味の効いたニラだれと脂ののったサーモンの組み合わせはお酒がすすむおいしさです。
<阿武隈川メイプルサーモンを使ったメニュー開発の様子はこちらの動画からご覧いただけます>
一皿から始まる新しい食の形
美味しい料理を食べること。その一見シンプルな行為の先には、食材を育てる生産者の努力や、地域の文化、そして未来の食環境があります。栗原心平さんと当店のコラボレーションは、そうした背景ごと味わっていただくための取り組みです。
一皿を選ぶことが、地方の生産者を支え、フードロス削減につながる。難しいことを意識せずとも、「美味しい」という気持ちが社会にとって良い循環を生む。それこそが、この企画でお伝えしたい価値です。
チムニー株式会社では、心平さんの想いと料理哲学を大切にしながら、居酒屋という日常の場で楽しめる形に落とし込んだメニューを提供しています。仕事帰りの一杯も、仲間との語らいの時間も、いつもより少しだけ特別に感じていただけたら嬉しく思います。
ぜひ店頭で、料理とお酒、そしてその背景にあるストーリーをお楽しみください。皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。
ゆとりの空間・栗原心平、「ごちそうさまプロジェクト」について
社名/株式会社ゆとりの空間